PCA(パーソンセンタードアプローチ)とは
目の前にいる個人を、かけがえのない人間として畏敬をこめて向き合うアプローチです。カウンセリングの発展は、様々なアプローチを生みだしました。
そして、カウンセリング・クリニックが数限りなく開かれ、「クライエント」という言葉のイメージが病院くさくなってきました。これを危惧したカール・ロジャーズの提案で、ひとりの人間、何者にもおかされることのない尊厳ある存在を明示する「パーソン」を使うようになったのです。

目の前にいる個人を、かけがえのない人間として畏敬をこめて向き合うアプローチです。カウンセリングの発展は、様々なアプローチを生みだしました。
そして、カウンセリング・クリニックが数限りなく開かれ、「クライエント」という言葉のイメージが病院くさくなってきました。これを危惧したカール・ロジャーズの提案で、ひとりの人間、何者にもおかされることのない尊厳ある存在を明示する「パーソン」を使うようになったのです。
権威ある専門家にたいして自分を語るのではなく、ひとりの人間がもうひとりの人間と語り合い、克服課題に取り組み、
自らの可能性を引き出すことによって、克服課題から解放されるプロセスが重視されます。
カウンセリングが生まれたのは、1942年頃ですが、パーソン・センタード・アプローチという言葉がよく使われるようになったのは、ベトナム戦争も終わって平和が訪れてきた1980年代です。
カウンセリング発展のプロセスは、20世紀の人間の「心の軌跡」を伝えているに違いありません。私たちの文化は『我』を嫌ったと言います。なんびとも侵すべからざる自分を、自己の中心に据える人間観は、私たちの基本的人間観になっているでしょうか。
関西人間関係研究センターで、探求していきたいと願います。
KNC関西人間関係研究センター事務局
TEL:090-9626-8396(小川 淳)
MAIL:otoiawase@knc-umeda.jp